「行司免遺跡第3次」カテゴリーアーカイブ

行司免遺跡第3次(11月27日〜11月30日)


今年度の調査もこれでおしまいです。残りの遺構を掘りきりました。この炭の集中箇所からは下駄やおびただしい量の土器が出土しました。


調査の最終日は遺跡から出てきた遺物や調査に使った道具をセンターへ搬送しました。これで調査は終了となります。関係者の皆さん、および8ヶ月もの間、発掘に従事した作業員の皆様、本当にありがとうございました。


行司免遺跡第3次(11月20日〜11月24日)


昨年、遺物が大量に出てきた溝跡(SD4)の残りの部分を掘っています。真っ白く見える層は火山灰です。


溝の中から木が重なりあうように出土しました。この中には木製品らしきものもありました。そばには円礫や赤い石(鉄石英)もあります。


行司免遺跡第3次(10月30日〜11月2日)


先週もお伝えした炭の集中する箇所を更に深く掘り下げると、おびただしい量の土器や焼けた礫がでてきました。


写真の左側に1箇所、右側に2箇所、炭の集中する範囲が見られます。遺物も大量に出土しています。白いラベルの立っているところが遺物の出た場所です


行司免遺跡第3次(10月23日〜10月27日)


先週紹介いたしました、炭の集中していた箇所を掘り下げたところです。中から土器片が出てきました。また炭を洗ったところ、炭化した米粒が出てきました。


10月28日に現地説明会を行いました。この日は天気にも恵まれ多くの方々が見学に来てくださいました。ありがとうございました。


行司免遺跡第3次見学(10月11日)


鶴岡市福栄小学校の子供達が見学に来ました。調査員が行司免遺跡について説明しています。


子供達には実際に発掘を体験してもらいました。作業員に道具の使い方を教えてもらいながら掘っています。初めは慣れない手つきの子供達も、終わるころには上手に地面を削っていました。


発掘の後は出土遺物の見学です。遺物を囲んで子供達が調査員の話を聞いています。


硯に転用された土器なので炭を磨った箇所はすべすべしています。実際に資料に触れてもらい、その感触を感じ取ってもらえたと思います。


行司免遺跡第3次(10月2日〜10月6日)


調査区の南半分は少し掘り下げただけでも、たくさんの遺物が出土し、炭がまとまった状態で検出されます。箸の立っているところは遺物の出ているところを示しています。黒いまとまりが炭の集中している箇所です。


須恵器の底に墨書がありました。片方は「天」と読むことができそうです