高蹴遺跡(8月第4週)
調査は順調ですが、まだまだ遺構はたくさんあります。6月4週の全景写真と比べると黒い遺構の部分が大分少なくなりました。

 陥穴の完掘状況です。逆茂木の据付穴が二個所あります。

 陥穴列が2列あります。逃げ場はありません。これで獲物を一網打尽にしたのでしょう。

貯蔵穴が4基見られます。いずれも直径は1.5m、深さは1.2mくらいです。木の実などの食料を冬場に備えて貯蔵したと考えられます。

平面図の作成をしています。

遺跡周辺で捉えたカモシカの写真です。現場の陥穴に落ちないか心配です。
山形県は古くからカモシカが多く、古代においてはカモシカの角が税の一つとして朝廷に納められていました。カモシカの角は薬として用いられました。

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