大在家遺跡(6月4週)
3区の完掘状況(北から)

江戸時代から明治時代にかけての柱穴群です。柱根が残っているもの、礎石をもつもの、柱を固定するため根固め石をまわすもの等様々な柱穴の形態があります。

3区の完掘状況(南から)

手前の落ち込みは、旧河川か堰跡と考えられます。最下層は砂層で水が流れていた事がわかります。その上は泥炭層が堆積しゆっくり埋没していったようです。
最も上層には黄色の土を盛った整地層で、高い北側の地盤と高さを合わせています。

3区の柱穴完掘状況

水位が高いため柱が腐らず残っていました。柱根の下には扁平な石を敷いて礎石とし、柱が沈下しないように工夫しています。

3区の空中写真撮影

調査区は商店街のため一般的なヘリコプ
ター等による上空からの写真撮影が行え
ません。そのためポールの上にカメラをつ
けて空中写真を撮りました。
この上空からの写真は、細かく分割される
調査区をつなぎ合わせる事で、建物の広
がりや配置を写真によって客観的に見る
ことができます。

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