亀ヶ崎城跡(8月第1週)

 東半の第1面の調査が終わりました。礎石の他に掘立の柱や、底に石を据えた柱穴などが見つかっています。

 第2面に向けて掘り下げ中です。

 調査の終わった西半部の一部をさらに掘り下げました。少量の遺物が出土しましたが、遺構は確認されませんでした。トレンチの壁面には埋設管の下で見つけられなかった柱穴が等間隔に並んでいます。


 礎石を取り除くと礎石の真下に唐津の片口鉢が埋まっていました。内面は煤のようなもので真っ黒になっています。高さ6センチほどの小形品です。

 出土した金属製品です。上段は古銭です。
左端が明の時代の「永楽通寶」です。あとの4
枚は文字のない無文銭です。
 下段は穴の開いた鉄の板に漆を塗った小札
(こざね)です。鎧はこの小札を何枚も綴って
作られます。

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