亀ヶ崎城跡(8月第3週)
 大雨と台風の一週間でした。晴れ間を見つけて調査を行ないました。
 第2面の遺構を検出しました。礎石が並んでいます。

 第2面の遺構の掘り下げがほぼ終了しました。写真奥の影になっていいる部分の遺構からたくさんの遺物が出土しました。

 上段左端が青花皿、中央がふいごの羽口、残りがすべて坩堝です。坩堝の内面には銅が付着していました。城内で銅の加工が行なわれていたことがわかりました。

 小さな銅の板と、坩堝からこぼれた銅の粒
です。今でも銅色に光っています。

 烏帽子をかぶった人の人形(ひとがた)です。
胴体には2箇所の穴が開いており、可動式の
手と足がついていたと考えられます。
 右は赤色漆を塗った薄い木の板です。片面
は金色に塗られています。
 この他同じ遺構からは、大小の折敷や大量
の箸、瀬戸美濃の皿などが出土しています。

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