六角壇遺跡(12月第3週)
 いよいよ六角壇遺跡の調査は最終週となりました。いよいよ大詰めです。

 冬本番になり地面が凍ります。断面図をとるために目安となる竹串をベルトにさすのですが、作業員さんいわく「凍ってるから、刺さらなくて困る」とのこと。

 今までは大きな周溝を紹介することが多かったのですが、このように大きさが約5mの小さいものも検出されています。

 これまでの調査の結果、六角壇遺跡には
15基の方形周溝墓群または古墳が存在す
ることが分かりました。年代は4世紀から5
世紀のものと考えられます。
 奥にある神社は調査区で確認された最大
の周溝とほぼ同じサイズの古墳であると思
われます。

 今週で発掘調査は終了しました。長い調
査期間、暑い夏も寒い冬も泥まみれになっ
て働いていただいた作業員さん、ご尽力い
ただいた関係機関の方々、本当にありがと
うございました。

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