財団法人山形県埋蔵文化財センター
百刈田(ひゃくがりた)遺跡(第3次)
8月第1週
今週は弥生土器が出土したF地区の調査をひと休みさせ、お隣のG地区を中心に発掘作業が行われました。

G地区からは、平安時代の建物や柱列などの遺構が確認されています。これらの調査が終わり次第、さらに下の層へと調査を進めていきます。

G地区の北西部分(写真1の右奥の部分)からは、比較的多くの遺物が出土しました。遺物が出土すると、作業員さんの移植を振るう手にも自然と力が入ります。

同じくG地区北西部分です。このようにひとつ
の土坑からまとまって土器が出土しています。

出土した土器の種類には、土師器・須恵器・
赤焼土器など遺構の時期を示すものが多く
含まれています。

今週も弥生土器を一目見ようと、各方面の方
々が遺跡を訪れて下さいました。良い物は現
場で見るに限ります。

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