庚壇(かのえだん)遺跡 7月第5週
今週は、弥生〜古墳時代の層である黒色土層上面の遺物を記録して取り上げた後、再び掘り下げました。
手前の遺物は、この層で見つかった壷です。

試し掘りで黒色土層を掘り下げたところ、下の面で焼土が検出されました。この面からは弥生土器の破片も出土しているため、弥生時代の竪穴住居跡の炉ではないかと推定しています。


土壌の分析のため土を採取している様子です。土の中にイネの花粉や米作りの痕跡があるかを調べます。これらは当時の自然環境や生活を知る手がかりとなります。


黒色土層を全部取り去った後のC区中央の様子です。下からは土坑やピット・溝状遺構が見つかりました。

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