財団法人山形県埋蔵文化財センター
稲荷山館跡(いなりやまだてあと) 

9月第2週
 前期調査区の完掘状態です。以前にお伝えした旧沢跡と土抗2基が確認されましたが、遺物は検出されませんでした。

 平板測量で、旧沢跡の実測を行なっている様子です。1/50スケールで前期調査区の平面図を作成していきます。

 今まで調査していた前期調査区を埋め戻して、後期調査区の作業に入りました。今週の作業では、調査区の設定と重機による表土除去が終了しました。

 .調査区への登り口には土塁と呼ばれる盛土と空堀の跡が残っています。これを館の周りに巡らして、外敵からの進入を防いだものです。稲荷山館跡の名残りのひとつです。

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