財団法人山形県埋蔵文化財センター
木の下館跡(きのしただてあと) 第2次

11月第3週
 先週に引き続き、調査区北東部の段々がついた斜面のトレンチ掘りを行ないました。

 トレンチからは縄文時代の石器が出土しました。この段々は地山面までは達しておらず、城館の施設として形成された、という可能性は低くなりました。

 今週も天候は不安定でしたが、好天時を狙って遺構精査を行ないました。

 調査区西部斜面にある方形遺構(SX216)の精査の様子です。土がどのように堆積しているかを確認・記録するために、十字状に覆土を残して掘り下げていきます。

 しっかりと掘り込まれた遺構でしたが、時期や性格を判断できるような遺物は今のところ出土していません。

前の週へ 調査速報一覧 次の週へ