財団法人山形県埋蔵文化財センター
行司免(ぎょうじめん)遺跡 第2次

10月第2週
 旧温海町、福栄小学校の6年生が遺跡を見学に来ました。

 .SG-4と名付けた溝跡の中には火山灰がびっしりと広がっていました。


 火山灰を取り除き青い粘土まで掘り下げたところの様子です。土器のみならず木も出土しています。

 3枚目の写真の状態でのSG-4の一部を撮りました。火山灰の上と下から土器が出ています。火山灰の年代が特定されれば、より具体的にモノの新旧を論ずることができ、これらの資料が年代を決定するのに有効なモノサシとなっていきます。

 遺物を取り上げた状態のSG-4です。撮影後、更にこの下から砂利の層が検出され遺物も出はじめています。

 平安時代の甕が埋められていたような状態で検出されました。詳細はこれからの調査で検討していきます。

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