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2006年12月07日

矢馳A遺跡第3次(11月27日~11月30日)


最終になった河川跡を掘り終えたようすです。土師器などの多くの遺物が出土しました。


調査終了時の調査区の全景です。ところどころ、河川跡や基本層序を調べるためのトレンチが見られます。


調査最終日、お世話になったプレハブをきれいにしています。

2006年11月28日

矢馳A遺跡第3次(11月20日~11月24日)


11月19日に現地説明会を行いました。お集まりいただいた58名の方々には、矢馳A遺跡の概要と出土遺物の説明の後、現場内を歩いて遺構を見学して頂きました。


C区西側の包含層から、古墳時代の坏などが出土しています。


C区西側の河川跡(SG1048)から出土した、土製の紡錘車です。直径約4cm、高さ約2cmの円錐形です。

2006年11月22日

矢馳A遺跡第3次(11月13日~11月17日)


河川跡(SG160)から出土した土師器の小甕です。


同じ河川跡(SG160)から出土した甕です。川の床面近くから、潰れて割れた状態で出土しました。

2006年11月14日

矢馳A遺跡第3次(11月6日~11月10日)


C区の河川跡SG160を精査しています。


SG160の遺物出土状況です。炭混じりの黒色土層から、坏や甕など、土師器が出土しています。


SG160から出土した高坏と甕です。

2006年11月08日

矢馳A遺跡第3次(10月30日~11月2日)


C区の包含層から土師器が多数出土しています。写真は坩の体部です。


C区西端の包含層から、土師器の坏や甕などが完形に近い状態で出土しています。

2006年11月02日

矢馳A遺跡第3次(10月23日~10月27日)


C区の包含層から、土師器の甕・高坏など多数の土器が出土しています。


C区の包含層から出土した2点の甕です。潰れて割れていますが、ほぼ完全な形に復元できそうです。

2006年10月25日

矢馳A遺跡第3次(10月16日~10月20日)


B区ST1171検出状況 B区東端で住居跡を確認できました。石で囲まれたカマドが出土しています。


C区西側の遺構検出状況です。(北西から)

2006年10月17日

矢馳A遺跡第3次(10月10日~10月13日)


A区遺構検出状況 調査区を北側に拡張しました。溝跡や土壙を確認できました。


C区の井戸跡から曲物・土玉・斎串(7点)が出土しました。何らかのまじないや儀式が行われていた可能性があります。

2006年10月11日

矢馳A遺跡第3次(10月2日~10月6日)


C区西端の遺構検出を行っています。


RP62出土状況 C区SG160から高坏の脚部が出土しました。

2006年10月03日

矢馳A遺跡第3次(9月25日~9月29日)


A区SK1046遺物出土状況 土壙から土師器の甕や坏の破片が多数出土しています。


A区 包含層から須恵器の坏が二点並んで出土しました。手前の土器には、焼成する際に土器同士の溶接を防ぐために藁を敷いたことによってできる火襷痕が残っています。

2006年09月28日

矢馳A遺跡第3次(9月19日~9月22日)


B区 土壙の精査をおこなっています。土師器の破片が出土しています。


C区SG160 河川跡にトレンチを入れて掘り下げます。


C区SG160の包含層からは、土師器の坏・甕の破片などが出土しています。

2006年09月25日

矢馳A遺跡第3次(9月11日~9月15日)


12日に県議会の文教公安常任委員会の方々の視察がありました。


D区河川跡からおそらく建物の材に使ったと思われる加工痕のある木材が出土しました。


木材に混じって、土師器の坏が出土しました。

2006年09月14日

矢馳A遺跡第3次(9月4日~9月8日)


RQ46出土状況 ST981から出土した石製の紡錘車です。


RP47出土状況 ST981から出土した須恵器の底です。裏に刻印があります。


A区ST981遺構精査 この竪穴住居跡は、残念ながら西半が道路の下に埋まっています。今週は、遺物を残しながら床面まで掘り下げました。石製の紡錘車や、須恵器の坏・甕が出土しています。

2006年09月05日

矢馳A遺跡第3次(8月28日~9月1日)


A区南  調査区全体を約5センチ下げ、遺構を再検出し、遺構精査を行っています。


A区南  溝跡と土壙が検出されました。今後、土層断面から、遺構に堆積した土の様子や、遺構同士の切り合いを確認します。

2006年09月01日

矢馳A遺跡第3次(8月21日~8月25日)


C区井戸跡調査状況 木枠の内部を掘り下げました。縦型の木枠内に、横木が渡されて固定されていることが分かりました。遺物は土師器の破片数点が出土しています。

2006年08月22日

矢馳A遺跡第3次(8月7日~8月11日)


RW40出土状況 A区の河川跡から曲げ物が出土しました。


RP41出土状況 A区河川跡の床面から須恵器の坏が出土しました。


RP43出土状況 A区の河川跡から土師器の坏が出土しました。

2006年08月08日

矢馳A遺跡第3次(7月31日~8月4日)


RP37出土状況 A区の河川跡から須恵器の小壺が出土しました。頸が破損しています。


C区遺構精査  溝跡やピットが集中している場所の遺構精査をしています。


C区溝跡遺物出土状況  土師器の破片が溝跡から集中して出土しました。

2006年08月01日

矢馳A遺跡第3次(7月24日~7月28日)


井戸跡から曲物が出土しました。細工の様子なども見て取れるものです。


本遺跡としては珍しい波の文様のある須恵器の甕が出土しました。


C区に検出された井戸跡をほぼ完掘しました。並び方に規則性が見られます。

矢馳A遺跡第3次見学


矢馳A遺跡に鶴岡市中山しあわせ会の皆さん約40人が見学にいらっしゃいました。


発掘調査の様子を現地で見学していただきました。


昔の土器などが土の中から掘り出されるのを興味深く見学されていました。

2006年07月25日

矢馳A遺跡第3次(7月18日~7月21日)


A区RP31  須恵器の底裏に文字が刻まれていました。


B区  竪穴住居跡と思われる遺構の出土状況です。


C区縦組み木枠井戸  井戸の出土状況です。くり抜いた木を使っている部分(手前)と、細かい板を組み合わせている部分(奥)で構成されています。細かい板を組み合わせている部分には横木が渡されています。


C区横組み木枠井戸  井戸を約30センチ掘り下げると、中から木組みが検出されました。

2006年07月19日

矢馳A遺跡第3次見学


7月12日鶴岡市立黄金小学校6年生の皆さんが矢馳A遺跡の見学に来ました。


今から1500年~1000年程前のムラの跡だと説明を受けました。


遺跡を掘っているところを見るのは初めてです。興味津々です。

矢馳A遺跡第3次(7月10日~7月14日)


RW26出土状況 河川跡SG772の調査区南端から木製の皿が出土しました。


RP25出土状況 河川跡SG772から土師器が出土しました。


B区調査状況 溝跡と河川跡を遺構精査しています。

2006年07月11日

矢馳A遺跡第3次(7月3日~7月7日)


RW21出土状況  河川跡SG772から木製の皿が出土しました。


B区SD589  中世の区画溝を掘り下げています。


鶺鴒の雛がすくすくと成長しています。

2006年07月06日

矢馳A遺跡第3次(6月26日~6月30日)


SE592半截  井戸跡の半截をしました。木枠が縦に立った状態で残存しています。断面を見て、土の堆積を確認します。


C区調査状況  遺構精査、写真記録、測量を行っています。

2006年06月28日

矢馳A遺跡第3次(6月19日~6月23日)


C区の溝跡、ピット、土壙の遺構精査をしています。


RP8出土状況 溝跡の底から、土製の玉が1点出土しました。玉には穴が開いています。


D区完掘後の状態を空撮しました。


RP10出土状況  土師器の壺が潰れた状態で出土しました。

2006年06月21日

矢馳A遺跡第3次(6月12日~6月16日)


D区SD1遺構精査
溝跡から、杭や板が組まれた状態で検出されました。
今週でD区の遺構精査は終了です。


C区SE515遺構精査
井戸跡が検出されました。四角い木枠が残存しています。


C区SP309遺構精査
ピットの中央から内黒の土師器(坏)と、端から土師器の破片が出土しました。


C区SX244遺構精査
焼土の中に、土師器の破片が固まって出土しました。

2006年06月15日

矢馳A遺跡第3次(6月5日~6月9日)


遺構登録: 遺構に番号を振ります。番号タグを遺構の横に挿し、図面に番号を記録している様子です。


遺構精査: D区の遺構精査をします。移植ベラを使用して、検出した遺構を掘り下げます。


溝跡にトレンチを設定し、遺構精査します。

2006年06月08日

矢馳A遺跡第3次(5月29日~6月2日)


今週は空撮を行いました。


空撮の結果、調査区全体の写真を撮ることができました。これはその1枚です。


調査区を部分的に俯瞰で撮影し、全体をつなげると、こんな写真になります。河跡や土質の違い等々がはっきりと分かります。

2006年06月01日

矢馳A遺跡第3次(5月22日~5月26日)


C区南西側に大きな溝跡のようなものを検出しました。面をきれいにして観察した結果、大きな河跡の可能性が高くなりました。


C区北側から、土坑のような楕円形の遺構と、柱穴跡が多く見つかりました。大きな楕円形は井戸を掘った跡で、柱穴跡は建物を建てた跡と思われます。


L字に曲がった溝跡が何本か見つかりました。恐らく中世の館を囲っていた溝跡と思われます。

2006年05月25日

矢馳A遺跡第3次(5月15日~5月19日)


調査区に10メートル間隔の杭を打ち、グリットを設定します。


面整理によって出土した遺物です。左上、鉄製品。左下、管玉。右上下、古銭。


D区の遺構検出後の写真です(東から)。溝跡、ピット跡などが検出されました。

2006年05月17日

矢馳A遺跡第3次(5月8日~5月12日)


B区面整理  
ジョレンがけをして、遺構検出面を綺麗にします。


矢馳A遺跡遠景(西から)  
高館山から見た庄内平野です。


B区排水作業  
前日の雨で調査区に雨水が溜まりました。柄杓とバケツで排水します。

2006年05月09日

矢馳A遺跡第3次(4月24日~4月28日)


A区遺構検出  A区北側で河川跡を検出しました。土が茶色く濁っている部分が河川跡です。


B区面整理  表土掘削後にジョレンがけをします。

2006年04月25日

矢馳A遺跡第3次(4月17日~4月21日)

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鍬入れ式
矢馳A遺跡・行司面遺跡・木の下館跡の三遺跡合同で、発掘調査の安全と成果を願って鍬入れ式を行いました。

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遺構検出面確認
表土から遺構検出面までの深さを確認するため、調査区の外周を線掘りをします。

yabase_0417_3.jpg.JPG
表土掘削
遺構検出面まで、重機を使って表土を剥ぎ取ります。

2006年12月

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