10月27日(土)に八反遺跡第2次調査の現地説明会を行います。
今回の調査では古墳時代から平安時代の集落跡などが確認されました。
また土師器や石器、古銭や勾玉などの遺物が出土しています。
数多くの遺構を検出
ぜひ足をお運びください。
現地説明会案内(PDF)
調査遺跡:八反遺跡
日時:平成24年10月27日(土) 11:00~
場所:東根市長瀞字八反 (地図)
今週は、県B区の空中写真撮影を行いました。
撮影日当日は、風が強い日で、ラジコンヘリが飛行できるか不安でしたが、無事撮影が終わりました。
ラジコンヘリで撮影した写真です。
馳上遺跡・西谷地b遺跡のすぐ北東には、山麓一帯に
数多くの古墳が築造されている(群集墳)ことで知られている、戸塚山があります。
今週はまた、県C区で検出された竪穴住居の精査も行いました。
今後、出土した土器等の遺物を詳しく分析し、住居が建っていた年代等を考察していきます。
ベルトの角を掘り下げています。
赤い色の土の下に岩盤層があるかを調べます。
石器にポイントをつけ、計測の基準にします。
北側斜面です。
遺物がタワーになり残っています。
また壁断面の地層に線を引いています。
竪穴住居跡の精査が進んでいます。
写真の右側(南側)に遺物がまとまって見えます。
川跡完堀状況です。
幅は広いところで約4mにもなります。
再び勾玉が出土しました。
完全な形のとても美しい勾玉です。
SG6河川跡の掘り下げを進めています。
今週も完形の土器や木製品が多数見つかっています。
写真撮影や図面作成も忙しいです。
SG6河川跡から見つかった人形(ひとがた)という木製品(縦26cm、横2.5cm、厚さ2mm)です(写真上部が頭)。
名前の通り、人の形を表したものです。
先週見つかった鳥形木製品と同じで、おまじないで使用されるものと考えられています。
河川跡(SG2)内の、大きな流木の下を掘り下げたところ、2つめの鋤(すき)が見つかりました。;
3つ目の河川跡(SG3)の調査を行っています。
他の河跡と同様に、古墳時代の遺物がたくさん出土しています。
A-1区の石組の図面を作成しています。
発掘調査はこのような地道な作業の積み重ねです。
山形市立第七小学校の児童の皆さんが見学に来てくれました。
石組の井戸跡に興味津々です。
B-2区の井戸跡が掘り上がりました。
最下段の石組の下から木材が見つかりました。
ロの字型に4本置かれています。
土層へのラベル貼りも佳境です。
どの層から出たかわかるように遺物を置いてあります。
北側斜面から出土した石刃です。
この傍にもラベルを貼っていきます。
北側斜面の遺物出土状況です。
かなりの数が出土しています。
SG6河川跡を引き続き、調査しています。
今週も、土器や木製品が見つかっています。
遺物がどのように出土したのか、図面や写真などで記録する作業も並行して進めています。
SG6河川跡から見つかった木製のさじです。
写真ではわかりづらいですが、(先端が)僅かへこみがあります
SG6河川跡から見つかった鳥形木製品です。
名前の通り、鳥(側面から見た姿)の形を表したものです(左側が頭、右側が尾)。
掘立柱(ほったてはしら)建物跡と考えられるピットの配置が確認されました。
直径60~70cmのピット(穴)が約1.8mの間隔で並んでいます。
これから掘り下げて、深さや堆積した土などを観察していきます。