「山形城三の丸跡第11次」カテゴリーアーカイブ

山形城三の丸跡11次(9月3日~7日)


B-2区の全体写真です。
一輪車のあるあたりに縦に白い砂地が見られます。
河跡か溝跡でしょうか。


D-2区の竪穴住居跡の下層の河跡から多量の土器のかけらが出てきました。
表面にある波の模様がおしゃれです。


B-3区の全体写真です。
道路沿いに石組の丸い遺構が発見されました。
炉の跡でしょうか。


C区の埋め戻しの作業風景です。
街中の発掘調査では、狭い調査区を掘っては埋め戻す作業を短期間に繰り返します。


山形城三の丸跡11次(8月27日~31日)


C-2区で見つかった2つめの井戸跡です。
底までの深さは2mを超えました。石組みが見事です。


D-2区の調査も完了に近づきました。
3棟見つかった竪穴住居跡の中でも、調査区中央部の住居跡からは、
土器片などの遺物が多く出土しました。


その住居跡北東部(前の写真左下)の土坑から出土した土師器の杯です。
ほぼ完全な形をとどめており、内側が黒くなっているのがわかります。


D-1区に隣接するD-2区東部にある直径約1mの大きな柱穴跡には、
全て直径約50cmの礎石が入っていました。
南北方向に4つずつ、2列見えています。大型の建物があったのでしょうか。


山形城三の丸跡11次(8月20日~24日)


D-2区では竪穴住居跡が数か所見つかりました。
慎重に掘り進めているところです。


C-2区では井戸の跡が見つかりました。
ここに住んでいた人の生活を想像できます。


D-2区の平面図の測量風景です。
連日の猛暑の中、協力しながらがんばっています。


山形城三の丸跡11次(7月30日~8月3日)


今週は、新たにC-2区・C-3区の遺構を検出し、精査を始めました。
C-2区には大小の土坑・柱穴や河川跡と思われる遺構が確認できます。


C-3区の東側(写真奥)には、最近まであった建築物のコンクリート基礎が深くまで残っています。
確認できる遺構の数も少ないです。


8月1日より作業員が4名増員になりました。
連日、35℃を超える猛暑の中、熱中症に注意しながら頑張っています。