「置賜地方」カテゴリーアーカイブ

馳上遺跡第8次(8月15日~8月19日)

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1区北側の川跡から木製の鍬が出土しました。
一部欠けてはいますが、全体の形がわかる資料です。

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同じ川跡から長頸瓶が出土しました。
近辺で同じ個体と思われる破片も出土しており、接合が楽しみです。

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1区の竪穴住居の柱穴から、柱が原型を留めた状態で出土しました。
床面から1mほどの深さまで打ち込まれていました。


八幡西遺跡(8月8日~8月12日)

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8×4間の母屋に、三面ないし四面廂が付く大型の掘立柱建物跡です。
内部は間仕切柱があり、6つの部屋で構成されています。

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大型建物跡の背面に隣接する2×2間の建物跡です(写真手前)。

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建物跡の写真撮影中、太陽の周りに虹色の輪が現れました。
「ハロ」と呼ばれる光学現象だそうです。


馳上遺跡第8次(8月8日~8月12日)

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2区は地下水の湧出が多く、土が浮いてしまい人が入れる状態ではありませんでした。
そのため、再度重機を入れて表土を削っています。

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重機で削ったあとは人力で土表面を綺麗に削りなおし、遺構があるか確認します。

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1区の川跡から木製品が出土しました。
写真では確認できませんが、内側が削られており、端部が外に開いたU字形の断面をしています。


馳上遺跡第8次(8月1日~8月5日)

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1区北側の川跡を掘り下げています。
川底付近から遺物が多く出土しています。

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川底から円面硯と思われる破片が出土しました。
線刻による模様が刻まれているのが確認できます。

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1区と2区の境にある竪穴住居跡のカマド脇から大量の土器が密集して出土しています。
甕(かめ)や小型壺、坏などが確認できました。


八幡西遺跡(7月25日~7月29日)

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川西町の小中学校の先生方が、地域の歴史に理解を深める目的で研修に来られました。

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この日は東北地方で梅雨明けが宣言され、炎天下の現場では発掘作業も体験してもらいました。

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今週は建築史の専門家を現場に招き、掘立柱建物を構成する柱穴群の抽出をお願いしました。
同一建物の抽出には、上部構造の専門的な知識が必要になります。