「教室ミニ博物館」
本時の学習 (地元の遺跡から縄文時代の生活を学ぼう) | ||
1 目標 1)地域素材である地元の文化財が大切であることに気づく 2)出土した遺物に触れることを通して、長い歴史の間の祖先の暮らしぶりを理解する |
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2 過程 | ||
学習活動の展開 | 学習内容 | |
導入 | 1.地元の遺跡の遺物を見る | 地元の遺跡の遺物をみて縄文時代を認識する |
展開 | 2.本物の土器・石器に触れる | 実物に触れながら、その大きさ・質感・素材感を感じどんな生活をしていたのかを考える |
3.さまざまな木の実のサンプルを見る | 木の実が食料のひとつであったことを知り、自然との関わりを考える | |
まとめ | 4.復元した弓矢で説明する | その他にもさかなや動物をとって生活する狩猟・採集経済が基盤であったことを理解する |
本時の学習 (石器カッターを使って道具の成り立ちを考えよう) | ||
1 目標 1)石器カッターを使って実際に石で物が切れることを理解する 2)道具を作り、それを使い生活に役立てていることが人類の大きな特徴であることを考える |
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2 過程 | ||
学習活動の展開 | 学習内容 | |
導入 | 1.石を割って剥片をつくる | 石器は石を割ることでつくっていることを確認する |
展開 | 2.石器カッターを使ってみる | 石器カッターでいろんなものが切れることを体験する |
3.違う石材のカッターでも切れるかどうか試してみる | 道具を作るために材料を吟味していることを石器から知る | |
まとめ | 4.道具を使う動物の例を説明する | ラッコやビーバーなど石や木の枝を道具にする例はあるが、道具を作りそれを使いこなすことができるのは人類だけであることを理解する |
本時の学習 (縄文の服装や道具から当時の生活を考えよう) | ||
1 目標 1)出土した遺物から当時の人々の服装や生活の様子を考える |
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2 過程 | ||
学習活動の展開 | 学習内容 | |
導入 | 1.縄文風衣装を身に着けてみる | デザインや編み方を観察し、編布の存在を知る |
展開 | 2.出土した編布の例をプロジェクターで確認する | 遺跡から出土した編布の説明を聞く |
3.実際に編布を編んでみる | 編布台でコースターをつくりながら、当時の人々が生活のためにどんなものを編んだか考える | |
まとめ | 4.出土した編布や衣服の事例をプロジェクターで説明する | 衣服や敷物、ポシェットなど多岐にわたるものに応用されていたことを理解する |
発展 | 5.縄文の土偶や衣服から、その色使いを考えながら、自分でデザインしてみる | デザインすることを通して縄文特有のモチーフ(渦巻き)や色使い(赤・黒)と精神性を考える |
教材を編布+勾玉づくりにするとより広がりのある学習活動が展開できます。 |