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窯跡SQ1

 全長8m、幅1.5m、深さ1mの半地下式の登り窯です。焚口には石組があります。窯跡の断面観察から、2〜3回の焼成が行われているようです。
灰原(はいばら)

焚き口近くの西斜面からは、窯出しの時に捨てられた丸瓦、軒丸瓦、平瓦、坏、壺、甕などの失敗品が多数見つかりました。
泉森窯跡出土軒丸瓦

10個の単弁で蓮華文様が構成される軒丸瓦が焼かれていました。これと同じ文様を持つ瓦が、出羽の国府跡と考えられる城輪柵跡からも出土していることから、本窯跡はその生産地と考えられます。
城輪柵跡出土軒丸瓦

城輪柵跡から出土した「単弁蓮華文鐙瓦第二類」とされる瓦です。瓦の年代からみて城輪柵跡第T期(9世紀前半)に伴うものと考えられます。