北島遺跡(村山市大字土生田字北島)
 北島遺跡は村山市の北部・土生田地区にあり、最上川右岸の河岸段丘上に位置します。現在は遺跡の東側に国道13号が走り、交通至便なところとなっています。
 今回の調査は、山形県土木部による県道大石田・土生田線の道路改良工事に伴い行われました。
 調査成果として、奈良・平安時代の遺構・遺物が確認されています。
 遺構は2間3間の掘建柱建物跡や土坑・柱穴・河川跡などが見つかりました。
 遺物としては、須恵器片が数点出土しました。器の特徴から9世紀(今から1100年ほど前)頃と考えられます。調査は6月13日まで続けられ、その後センター内で整理作業を行い、報告書として刊行する予定です。
 手前に見えるのが掘建柱建物跡で、2間×3間(7尺の間尺)を測る建物跡です。


あとは、説明会で・・・・。
調査区全景(南から)

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