渋江遺跡(山形市大字渋江字田中)

 渋江遺跡は山形市の北西部、明治地区にあります。以前からその存在は知られていましたが、平成11〜12年度に東北中央自動車道建設工事(日本道路公団)に伴って発掘調査が行われ、古墳時代前期〜中期の大規模な集落跡と、土師器を中心とする多くの遺物が出土しました。特に、一部の竪穴住居跡に火災で焼失した形跡がはっきりと残っていたことや、祭祀用の土師器一式が同一遺構内から出土したことが注目されます。
 今年度の調査は、昨年度・一昨年度の調査区の東側にある県道改良事業予定地で行われています。

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