助作遺跡(8月第1週)
【月曜日】 晴れ
河川跡(SG1)の調査が本格的に始まりました。今回の調査でも、河川の西側から多くの遺物が出土しています。(写真左下)これから東側および中央部分を中心に調査を行います。

河川東側のへりからも徐々に遺物が出土してきました。遺物の出土する箇所は炭が非常に多く、土の色は他と比べて黒色が強いことが特徴です。

【火曜日】 
晴れ時々曇りこの日はお宝が発見されました。河川跡の東側、調査区の北端からでした。写真のお宝発見(琥珀玉出土)にテンションが上がりっぱなしの皆さんです。大きさは1.5cmほどで、出土直後は本当に綺麗な発色をしていました。感動的な出会いでした。

【木曜日】 曇りのち晴れ
本日は河川跡の調査と共に、暗渠を利用したSK35の土層断面の転写を行いました。写真は剥ぎ取りの最終局面です。今回の剥ぎ取り(土層転写)には、東北芸術工科大学講師松井敏也先生に指導・協力して頂きました。剥ぎ取りは松井先生の専門とのこと。皆さんの協力により無事剥ぎ取り終了。非常にうまく取ることができました。

【金曜日】 晴れ
河川跡の調査もいよいよ大詰めです。今日は比較的多くの遺物が出土しましたが、中でも写真の須恵器が一番素敵でした。その須恵器を取り上げています。助作遺跡では自分で出した遺物(登録遺物)は、責任を持って自分で取り上げることが規則であります。嬉しそうです。


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