大在家遺跡(6月3週)
3区上層(江戸時代)の調査風景

調査区が小さい割りに、柱穴などの遺構が密集し、深さも60cm以上のものが多いようです。

3区上層の遺構精査状況(北から)

江戸時代後半・明治時代初年に遺跡周辺が大火の記録あり、遺跡の柱穴などからも焼土や炭が多く出土します。
焼土層から陶磁器などの遺物が多く出土しますが、柱穴などのプランは、はっきりしません。

3区上層の遺構完掘状況(北から)

柱穴は、柱が残っているものや柱痕跡があるもの、柱を固定する根固め石があるものなどが見つかっています。

3区下層(古代:北から)の遺構検出状況
(北から)

上層の江戸時代を調査後、下層の古代
(飛鳥〜平安時代)の遺構を検出中です。
一部の遺構は、焼土などを含む事から上
層で確認できなかった江戸時代の可能性
があります。全体に古代の遺構は希薄の
ようです。

同上(南から)

写真手前に東西方向に延びる幅広の溝
跡があります。溝の覆土の上層の凹地に
は、黄褐色の土が埋められ、整地した痕
跡が認められます。

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