大在家遺跡(6月5週)
4区の遺構検出状況

今週は4区の調査を開始しました。
今回は、次々と新しい場所に移動しながらの調査で、何がでるのか調査区を開けてみないと分からない楽しみがあります。
しかし、その分遺跡の全体を把握するのが難しく、4区でも建物の柱穴などが確認されましたが、どの穴とどの穴が同じ建物になるか検討を要します。

4区の遺構精査状況

4区は、住宅や商店の前にあたります。出入り口をふさぐため、短期間での調査が要求されます。
また、水道管や下水道管(写真中央)なども埋設されているため、細心の注意をはらって調査を行っています。

4区の遺構精査状況

1週間で柱穴をほぼ半分掘った状態です。3区と同様に礎石のある柱穴や根固め石がある柱穴などがあります。
この場所は、以前に現代の住宅があった場所で、その基礎によるかく乱が多く認められます。かく乱された土を取り除き、柱穴を探します。


10区の遺構精査状況

4区の表土除去で重機が動く時や、図面・写真などの記録作業中は、多くの作業員さんは調査区にはいれません。
調査の効率性から別の調査区(10区)を並行して発掘しています。10区で検出された溝跡は、現在の道路の軸線から少し西に傾くようです。

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