鵜の木館跡(10月第3週)
調査区中央部の建物群を調査

調査区の中央部分から多数の柱跡が見つかりました。柱跡の大きさ・形・土の色・向き等を観察し、建物の配置や時期を調べていきます。何軒かの建物が集中しているようです。

中世の建物跡(SB1500)を検出

柱跡を調べていくと中世の建物と思われるものがわかってきました。直径20センチほどの柱が等間隔でならび、庇(ひさし)があるようです。そばに同じような柱列があり、建て替えがあるようです。

古代の建物跡(SB1470 SB1480)を検出

三間二間の建物(SB1470)と二間二間の建物(SB1480)を検出しました。また、そばには塀と思われる柱列もありました。この建物は出土した遺物や柱の配置などから古代の建物と考えられます。

調査区北側で古代の建物跡を検出

二間三間の建物跡です。柱の跡がしっかり残されており、柱痕跡のアタリ部分もはっきりわかります。南北方向に建てられています。

東側の堀跡を調査

東側の堀跡が用水路と重なるため、用水路部分を除去し、堀跡の確認をしました。重機で表土を取り除いたところ、東側の堀は90度に折れ曲がるように延びていることがわかり、堀跡が用水路として使われていたことがわかりました。

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