鵜の木館跡(11月第3週)
井戸跡の調査 

径1mほどの穴を半分だけ掘り下げると木の枠が現れました。井戸の木組みのようです。
井戸の四隅に杭が打ち込まれ横木がかけられていました。

井戸跡の内部から曲げ物

井戸跡の内部を慎重に掘り下げていくと、ワッパ(曲げ物)が出土しました。完全な形で残されていました。

井戸跡の完掘

堆積していた土を取り除くと井戸の全体が明らかになりました。四隅に木杭を打ち込み、横木を回し、側面には縦木を配置しているようです。時期がはっきりしないため、出土した木材から年代測定を行う予定です。

調査事務所と遺跡の遠景

春から調査してきた鵜の木館跡の遺跡と事務所をバイパスの盛土の上から臨みました。来年の今頃はどうなっているのでしょうか。

自動車専用道路 

赤湯バイパスの看板が目印です。

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