鵜の木館跡(6月第3週)
電柱と電線・頼れる奴ら(西区)

雨が降った翌日は遺跡が水没してしまいます。発電機とポンプで排水作業をすると騒音が激しく、夜間早朝は排水ができないので発掘作業に遅れがでていました。これからはもう大丈夫。電線を引いたので、静かに手軽に排水ができるでしょう。

高いところから(中央区北側)

柱穴をはじめとする遺構の数は500個になりました。高いところから遺構を眺めて多数の柱穴や溝跡の配列を確認し、遺跡の全体像を推測しながら面削りの重点地域を指示しています。

RP No.13(中央区北側)

Rとは遺物のことです。Pとは土製品を意味します。古墳時代の甕と思われます。

RP No.16(中央区北側)

RP No.13のすぐそばに5つの遺物が見つかりました。やはり古墳時代の甕と思われます。

溝跡の精査(西区)

溝跡を掘るとき、すべて掘り上げずに一部
を残しておきます。これはベルトとよばれ、
溝の深さや土層を観察するため残します。
通路にもなりますが。ベルトは確認が終わ
ったら掘り上げます。

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