鵜の木館跡(8月第3週)
始まりはいつも雨

お盆休み明けの発掘は19日から再開しました。工期もあと3ヶ月、気合いを入れての後半戦スタートでしたが、再開前日の雨で遺跡が水没し、排水作業と表面の泥の除去から始まりました。排水にたっぷり一日かかりました。作業員さん、お疲れ様でした。

この箱は何?

排水作業のときは排水ポンプが活躍しますが、ポンプは水と一緒に大量の泥も吸い込んでしまうので詰まってしまいます。この箱は排水池で、側面の穴からだけ水が入り込んで泥の侵入を最小限に防ぐので、箱の中の排水ポンプが詰まることなく活躍できるわけですね。作業員さんの手作りです。日々、創意工夫してます。

生命力

お盆休み明けに現場に行くと、休み前には削られた土しかなかった表土に雑草がたくましく成長していました。生命力を感じます。草もがんばって生えたのでしょうが、残念ながら作業に支障をきたすため除去されました。除草にまる2日かかりました。

台風接近

勢力の強い台風が接近してきました。テントが
飛ばされないようにしっかりと固定してあります。
ブルーシートやコンパネ・あゆみなどの木材も
固定しました。当たり前のことですが、安全対策
には細心の注意をはらっています。

やっと発掘作業へ

ようやく発掘できる体制が整いました。また黙
々と発掘を続けます。それにしても、最近遺物
や遺構の報告をしてないような気がします・・・

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