財団法人山形県埋蔵文化財センター
百刈田(ひゃくがりた)遺跡 第3次

9月第1週
 今週も弥生土器の出土しているF地区を中心に調査を行いました。調査は土を数cmつづ掘下げて遺物の広がりを確認します。

 今週は東北大学の須藤教授をお招きして、出土した弥生土器についての調査指導を賜りました。県内でも例のない良好な資料とのご意見を頂きました。

 弥生土器の出土状況です。この写真中には3〜5個体の土器があり、これらでひとつのお墓(土坑墓)を形成しています。

 上の写真の左端の土器です。これまでに出土した土器には、このように壺形の土器が多いことが特徴です。
 F地区東側の調査状況です。白線は古代と近世の溝跡です。今週の調査では、弥生土器の出土分布は、東に向かって薄くなることが確認できました。

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