財団法人山形県埋蔵文化財センター
上ノ山館跡(うえのやまだてあと) 7月第3週
北側曲輪(くるわ)表土除去

表土を重機で取り除く作業も終盤にさしかかり
ました。一段一段の幅が狭いので、小さな重
機を使っても入っていけないところや、剥いだ
土を運ぶのに手間取ったりと、時間がかかり
ました。北側では遺構らしきものがいくつか確
認されており、また陶器片等の遺物も南側曲
輪より多いようです。



北側曲輪作業風景

事務所から現場に行く途中で、調査区を見上
げるとこのように見えます。斜面にへばりつい
ているように見えますが、実際後ろを確認しな
がら、また上り下りにも気を使います。今週調
査しているところは段が崩れていて下の方ま
で傾斜がきつく、脚立を取り付けて昇り降りし
ています。

今週の生き物現場紀行

山際で休憩中、切り倒された木の幹に発見し
たのはおそらくキクラゲだと思います。生えて
からまだ日が浅いためか色もあまり濃くなくて
さわり心地がプルルンぷるるんとやわらかく、
キクラゲというよりクラゲゼリーといった感じで
す。周囲を探すとより木耳らしい黒褐色のもの
もありましたが、このまま(加熱して)食べたら
どんな食感?と思ってしまいました・・・。

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