庚壇(かのえだん)遺跡 5月第4週
今週も、重機2台を使い表土除去を行ないました。B区とした東側の調査区では、泥炭層から古墳時代の土師器の破片が見つかりました。土器のあるところに目印に箸を立てていきます。

重機で表土を剥いていると、突然土の中から2匹のネズミが飛び出してきました。かなり慌てているようです。気の毒ですが、びっくり仰天したのはお互いさまでした。

表土除去の済んだ西側の調査区(A区)では、重機で1.5m程深掘りをして旧地形を調べました。この一帯は旧河道だったことが分かりました。20分の1で土層の断面図を取っています。

調査区壁際に深い土坑が見つかりました。
地表から180pのところから、木の棺の一部と思われるものが出土しました。近世のお墓のようです。

面整理が終わったところはブルーシートをかけて遺構面を保護します。4人一組になって手際よく敷いていきます。一日を締めくくる大事な作業です。

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