財団法人山形県埋蔵文化財センター
木の下館跡(きのしただてあと) 第2次

9月第4週
 今週から木の下館跡の調査に入りました。木の下館跡は麓から標高差45mの独立丘陵上に主郭のある館跡です。このうち道路用地に入るのは、主郭から離れた北西斜面部で帯曲輪や尾根を整地した平場の存在が確認されています。調査はこれらの調査区に入る登り口の整備から始まりました。

 調査対象区の周辺に放置されていた伐採木の除去作業をしている中で、これまでに確認されていなかった曲輪群が現れました。

 曲輪群の現状測量のための事前準備として雑木や草の除去を行い、地表面を現す作業を行いました。

 曲輪群は尾根の頂部まで7段確認されました。

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