財団法人山形県埋蔵文化財センター
蛇崩窯跡(じゃくずれかまあと) 7月第5週
東西ベルトとりはずし後の窯内部
 
今週は、窯の断面の記録とりを中心に行いました。デジタル測量で断面の記録し、その後東西ベルトを取りはずしました。ベルトの下にもたくさんの土器がありました。今後南北ベルトのとりはずしを行っていきます。現場説明会(8月5日)のときにはベルトが全部はずれ、土器が床面一面にある状態をお見せできると思います。

灰原上面出土の土器

灰原の上面で遺物が多数出土したためデジタル測量で平面図を作成し、その後土器を取り上げました。 来週はこの場所を掘り下げていきたいと思っています。

燃焼部の土器の出土状況

燃焼部近くには完形に近い坏や甕が出土しています。破片同士が接合できそうなものばかりです。 

加賀塚遺跡出土の土器

長井市にある古代の丘資料館に展示されて
いる加賀塚遺跡出土の土器です。加賀塚遺
跡は、蛇崩窯跡の近くにあり当遺跡との時
代関係に注目しています。今後調べていき
たいと思っているところです。

前の週へ 調査速報一覧 次の週へ