達磨寺遺跡(5月第5週)

遺構検出

調査区全体の遺構検出がほぼ終わりました。分りづらい部分をもう一度削りなおしています。

遺構精査

竪穴住居です。少しずつ掘って床面を探していきます。十字に残している部分は断面を見てまいぞつ状況を見るためのものです。

遺構精査

いよいよ遺構を掘り始めました。溝跡は最初に一部を深掘りして深さを確認してから掘ります。

風地硯(ふうじけん)

竪穴住居から”すずり”が出土しました。「風」の字に似ているため、風字硯と呼ばれます。石製ではなく、焼き物です。

真ん中に仕切りがあり、2面使えるようになっていますが、左側は狭かったのか、あまり使われていない様子です。 

風字硯の裏

脚が3本残っています。ただし、硯自体がゆがんでいるため、脚が1本なくてもグラグラしません。

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