高擶南遺跡 (8月第4週)

ST206竪穴住居跡
溝跡(SD260)が埋まった後に構築されています。住居の床面に炭や土器片などが散在しています。

ST206竪穴住居跡
住居の南東隅に甕と甑(こしき)の破片が出土しています。

同上
甕は床面より10pほど堀り込んだ土坑内に検出されています。貯蔵穴として使われたようです。

ST208竪穴住居跡
南東の土坑です。底面に、炭と土器片が厚さ10p程堆積しています。

ST208竪穴住居跡
完掘状況です。中心より西寄りに炉があります。炉はわずかに掘り込まれており、赤変し硬化しています。柱穴は検出されませんでした。全体の遺物量は土坑内を除いては少ないようです。

ST201竪穴住居跡
完掘状況です。床面中心よりわずかに北に、被熱して赤変している部分がみられます。東壁際が床面より段状に高く、ワラ状の炭化物が敷きつめられたように検出されました。柱穴は確認できませんでした。

SD262溝跡 調査状況

同上
遺物出土状況

同上
微高地に沿って溝が巡っています。

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