川前2遺跡第2次(8月第1週)



夏休みに入った中学生が2名、発掘調査の体験学習にやって来ました。熟練の作業員さんについて、丁寧に遺構の土を掘り下げているところです。


竪穴住居跡どうしが幾重にも重なりあっているエリアを再検討しているところです。この範囲だけでも4棟切りあっているようですが、ご覧のように土色や土質が似かよっていて、住居の境目を見極めるのは至難の業です。


今週、当遺跡では初めての井戸跡が検出されました。小さい素掘りのものですが、今も底からこんこんと水が湧き出ています。中からは土玉が2点見つかりました。


「今週のカマド」、燃焼部内側にも土器片が使われていました。調査説明会で皆様に見て頂きたいと、大切に保存してきましたが、煙道トンネル部の亀裂がひどく、遺物もはやく取り上げないと痛んでしまいそうです。来週からは別のカマドをご紹介します。


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