川前2遺跡第2次(8月第5週)
8月2週目にお伝えした竪穴住居跡が掘りあがりました。床面からは柱穴のほかL字型の浅い溝が見つかっています。間仕切りか何かでしょうか。


調査区北端部の調査風景です。4組で手分けして掘立柱建物と竪穴住居跡を実測しているのが見えます。大切な遺構がいたまないよう、必要な部分だけシートをめくって調査をしていきます。


今週のカマド:8世紀末ごろの竪穴住居跡です。一気に埋め戻されたらしく、いい状態で残っていました。カマド周辺から土器がたくさん出土しています。カマド袖には土師器のカメを使っているようです。掘りあがるのが楽しみな遺構です。このカマドは現地説明会でもお見せできると思います。お楽しみに。



調査が始まった頃に開花したりんごの実が、もうこんなに赤くなってきました。道具洗い場の近くではコオロギも鳴いています。8月末というのに、すでに秋の気配です。


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