川前2遺跡第2次(8月第4週)
お盆休みが明けても、水曜日までずっと雨模様が続き、調査が進められません。バケツを手に排水作業をしているところです。須川の水位もずいぶんと上がっているようです。

金曜日、太陽が久しぶりに顔を出しました。
写真撮影のチャンスです。
ここに写っている中だけでも、調査済みの竪穴住居跡が4棟、調査中のものが5棟、重なり合っています。しかも、手前にもまだ1〜2棟は隠れているようです。
同じ様な場所に何度も建て替えして住んでいたことがわかります。

今週のカマド
上の写真の一番手前の住居です。以前、土錘がまとまって見つかったところです。袖石は角柱状の石が使われています。煙道はなく、簡易的な施設のようです。袖石脇の壁際に、須恵器の坏や蓋が重ねられた状態で見つかりました。



 今年度の調査区内では唯一の掘立柱建物跡です。全体の規模は5m×6mほど、柱穴の深さは50〜80cm位です。一部に柱の痕跡が残っていました。



おまけ:
調査区のすぐ脇です。
雨の日が続いたせいか、お盆で1週間留守にしていた間に、キノコや草がこんなに育っていました。



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