大在家遺跡(8月2週)
10区の礎石・根固め石・詰込石の外し作業

柱穴に配置された礎石や根固め石、詰込石を外して完全に柱穴を掘って記録や写真をとっています。

10区の完掘

溝跡が2条併走し、土砂が堆積した後、それを壊して柱穴が掘り込まれます。現道に沿って柱穴が並びます。

10区の北壁の地層剥ぎ取り作業

高畠地区は、江戸時代頃までは「高畑」と呼ばれていました。地元民によれば「この地区は、当時大火(火事)がよく起こり、高「畑」の火偏を嫌い高「畠」に変えた」と伝えられています。
10区の北壁には、その大火(火事)と考えられる焼土(しょうど)層が整地層を挟んで2層確認されます。そのためこの北壁の地層の一部を特殊な樹脂を用いて剥ぎ取りをしました。

同上剥ぎ取り図(剥ぎ取り直後)

写真上が表土で、写真下方が古い地層にな
ります。真ん中辺りの赤い地層が焼土層で
す。
センターに持ち帰り、余分な土砂を落としていきます。

10区の北壁の土壌採取

同上の地層の焼土が実際に大火(火事)に
よる焼土であるか分析するために土壌を採
取しました。
焼土層の前後の地層と比較する必要がある
ため、地層毎に土壌を採取しています。

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