亀ヶ崎城跡(8月第5週)
 調査区を縦断する木組みの溝が見つかりました。皮の付いたままの木や建物を解体した後の転用材などを並べ、内側を杭でおさえています。 

 先週お伝えした木材敷き遺構の真下まで溝が伸びていました。溝を埋めた後の軟弱な地盤を補強するために木材を敷いていたようです。

 溝からウリ?の種がまとまって出土しました。

 礎石の上面に、柱を据えるための基準とした十字線が刻まれていました。建物が火事にあったためか、柱が立っていた部分が黒くこげています。

 整地層中から出土した木簡です。筆で書いたように達筆な字ですが、文字の部分は彫刻刀のようなもので彫ってあります。
 「村井殿 高畠」と書いてあるようです。

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