梓山a・梓山d遺跡(6月3週)
<梓山a遺跡>

面整理:
重機で剥ぎ取った後の面を削ると、土色の違いで先人が残した生活の痕跡が見えてきます。中央に見える真っ黒い土が「ここ掘れ!ワンワン」と教えてくれます。

土坑検出状況:
円形の色変わりが2つあらわれました。大きさなどから、縄文人が貯蔵などのために掘った穴かと思われます。

検出遺構マーキング:
発見した遺構はこれから時間をかけて慎重に掘り下げますが、日照りや雨で境が見えにくくなるのを防ぐために石灰を引きます。手前の四角い2つの色変わりは竪穴住居跡です。

<梓山d遺跡>

表土除去:
今週はもう1ヶ所の梓山d遺跡の調査を開始しました。低い丘陵の尾根部が遺跡で斜面を歩いて登り、やっとたどり着きます。

抜根作業:
まず最初に手がけたの仕事が、根っこを切ることでした。重機で抜けば数分ですが、地面を壊さないために人力による作業です。

遺跡近景:
沢をはさんだ隣の丘陵から撮影しました。
遺跡は今から約5,000年前の縄文時代で
すが、当時の景色はどうだったのでしょう。

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