財団法人山形県埋蔵文化財センター
百刈田(ひゃくがりた)遺跡(第3次)
7月第5週
今週は先週の速報でお伝えしましたF地区の下層から出土した遺物の詳細についてお伝えいたします。

土器の出土した部分の土を丁寧に取り除いていくと、このように素晴らしい土器が顔を見せ始めました。

土器の広がりを確認するために、この付近を慎重に掘り広げていきます。

すると更に素晴らしい形となり表れてくれまし
た。これらの土器は形や土器表面に描かれ
た文様などから弥生土器であることが確認さ
れました。

今週はこの土器を見学に、県や市町村の教
育委員会の方々が多数お出で下さいました。
土器の広がりについては来週以降の調査で
明らかにしていきます。

この他、木曜日には蔵王第一中学校の生徒
さん5名が職場体験で遺跡の発掘を行いまし
た。とても暑い中でしたが、現場に爽やかな
若さを与えてくれました。

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