庚壇(かのえだん)遺跡 8月第2週
 今週前半は猛暑でしたが、水曜日に一転して大雨に見舞われ、せっかくきれいに現われていた遺構はすっかり水浸しになってしまいました。 

 翌日気を取り直して、弥生時代の住居跡があると見られる部分を集中的に面整理をしました。慎重に薄く削ってゆき建物の壁や柱跡を探しています。 

 竪穴住居跡の形が見えてきました。円形か隅の丸い正方形の様です。壁際には柱の跡がいくつか残っています。
 部分的にベルト状に床面まで掘り下げて、中の様子を調べてみました。

 炉は住居の北寄りにありました、土が真っ赤に焼けています。その西側の床には縄目の付いた土器がつぶれていました。床面までは10p位しか残ってないようです。 

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