庚壇(かのえだん)遺跡

8月第4週
 今週は弥生時代の竪穴住居跡を特集します。住居の大きさは一辺5m余りです。丁寧に床面まで掘り下げていくと、柱の跡がたくさん見つかりました。主柱穴は4本あるようです。壁の周りには細い壁柱穴がめぐっている様子が確認できます。

 炉とその近くの床上に潰れて見つかった弥生土器の壷です。土器の外面にはススがこびりついていました。

 床面の状態の記録を取っているところです。

 柱穴を掘り始めました。半分だけ掘って土の層を観察しています。掘った土は柱穴毎に全てポリ袋に取りました。細かい種子などが残っていないかどうか、土を洗って調べるためです。

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