財団法人山形県埋蔵文化財センター
木の下館跡(きのしただてあと) 第2次

12月第1週
 調査区西部のSK199土坑から出土した窪石です。

 同じくSK199土坑から出土した縄文土器片です。

調査区南端のSK224土坑から出土した磨製石斧です。

 本調査での遺物出土量は整理箱で約10箱になりました。上の3枚の写真が示すように縄文時代の遺構・遺物もあり、本調査区は「中世の城館跡」よりもずっと前に、縄文時代の人々が生活していた場所でもあったようです。

 SB240掘立柱建物跡です。調査区頂部平場の南東端にありました。遺物は出土しておらず、この遺構がいつの時代のものかは今後の検討課題です。

 SD250古道跡の東部です。山の東側のふもとから今回の調査区を通り、城郭の中核部(調査区の南部)に登っていく道の跡と考えられます。
 「木の下館跡」の第二次調査は今週で終了です。これからは出土した遺物や、調査記録類の整理・検討を行い、それを調査報告書にまとめる作業に移ることになります。

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