財団法人山形県埋蔵文化財センター
万治ヶ沢(まんじがさわ)遺跡
7月第4週
天気が徐々に良くなってきているように思います。梅雨明けが近いと思った一週間でした。今週はA地区を主に調査しました。

遺物の出ている箇所を図に記録しています。図に記した後、出土地点の高さも測ります。

柱穴と思われます。炭が混じっているために周りに比べて黒っぽく見えます。時期は縄文時代と考えられますが、これからの調査で時期を決定づけます。

炭が円形に広がる遺構が5箇所あります。これが縄文時代のものかどうかは分かりません。B地区と同じ平安時代に属する可能性も十分にあります。

石匙(ナイフ)が出土しました。つまみの部分に紐をくくりつけることで携帯に適した道具になります。

新潟県で主に分布するいわゆる火炎土器
(馬高式土器)の特徴を持つ土器片が、こ
の遺跡で初めて出ました。

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