財団法人山形県埋蔵文化財センター
大在家(だいざいけ)遺跡 

9月第1週
15区北:水道施設の樋の蓋(ふた)を外した状況 (9/6)

 今週は、水道施設の樋(とい)や桶(おけ)を取り上げました。
樋は、長さ2m前後で、樋の先端を凹凸に切り込み、それぞれを組み合わせています。

同上 水道施設の樋を外した状況(9/7)

 樋を外した所、下から大型の柱穴が見つかりました。位置や規模から橋脚の柱穴とも考えられ、元禄時代の水路や橋が機能を失って廃棄されてから、水道施設が作られた事が分かります。

同上 水道施設の桶(おけ)を外した状況(9/8)

 桶を外した状況です。写真左側は現水道本管、写真奥は現水路に壊されています。
この写真の直後、現水路の路盤が一部崩落したため、すぐに埋め戻しを行いました。

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