財団法人山形県埋蔵文化財センター
北向(きたむかい)遺跡 第2次

 9月第4週
 今週は調査も徐々に進み、南の住居跡や溝跡等に取りかかっています。若干検出や遺物出土の実測に手間が掛かりましたが、さらに南の大きな住居跡と思われる遺構の精査に入ろうというところです。
ST400遺物出土のようす

 カマドの袖石を外し終わり、遺物を取り上げる前の段階です。床面には住居の柱を立てた跡や、食料・道具などを入れた貯蔵穴跡が見つかりました。床に貼った粘土層と共に記録しながら完掘していこうと思います。

カマド跡の出土のようす

 ST400では、床や覆っていた土などには遺物が少なかったのですが、カマドから多くの遺物が見つかりました。

ST460遺物出土のようす

 土層を観察するためのベルトをはずして、遺物を残した状態です。中には土師器の坏などが見つかりました。
ST460、ST470床面検出のようす

 カマドが削平されてほとんど遺物の見られないST470と、多くの遺物が見つかったST460が隣り合って見つかっています。遺構によって遺物の多い、少ないがありますが、この2つは両極端な例で、なぜそのようなことになったのか、興味が尽きないところです。今後の調査で解明できれば、と思っています。

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