坂ノ上遺跡(5月第5週)

西側にもあった埋設された桶
 南西方向から写しました。
 先週見つかった西側の桶を調査している風景です。やはり側溝のすぐ近くに埋設されています。

西側の桶、姿を現す
 北東から写しました。
 桶の板が見えてきました。上部は腐食しています。中には、埋める時に投げ入れられたものか、大小の石が入っています。これから少しずつ掘下げていきます。

路面探しは続きます
 南から写したものです。
 調査が始まってもう15日が経過しました。調査期間の折り返し点です。
 調査区の南側は想像以上に路面のかさ上げが行われていました。

重なった道路
 東から写しました。
 調査区南端部の状態です。コンクリートで舗装された市道の下には、大きな石を使った面、5〜6cm程の石を使った面、そして2〜3cmの小さな石を使った面がありそうです。小さな石を使った面は、現在の市道からおよそ30cmの深さがあります。

路肩が見えてきた
 北から写しました。
 西側の路肩に敷かれた石が見つかりました。上の面に比べ、きれいに残っていました。路面のかさ上げによって良い状態のままだったのでしょう。奥のほうでは(写真左)東側の路肩も見つかってきました。

遺跡に咲く花シリーズその3
 ハハコグサ〔母子草〕
       キク科 学名:Gnaphalium affine

 調査区周辺でたくさんみることができます。春の七草の一つでオギョウと呼ばれます。昔は餅草として使われたそうですが、苦味が強くアク抜きが必要なことから現在ではヨモギが使われるようになったそうです。中国からの帰化植物と言われます。
 やわらかそうな葉とやさしい花が疲れを癒してくれます。もしかしたらと思ったら、やっぱりありましたチチコグサ。ちなみに花は茶褐色で、ハハコグサに比べ地味なんだそうです。 

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