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B区の精査が終了し、快晴の水曜日、完掘状況の写真撮影を行いました。遺構の掃除(写真奥)と同時進行で撮影用のタワーを立てます。タワーは3段目まで組み立てると約5mの高さになります。 | ||||
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タワー上から見たB区の遺構集中域です。ここに掘立柱建物跡が見つかるかと期待したのですが、建物跡としてきちんと並ぶような柱穴はありませんでした。右側手前の土坑3基は、近世のお墓跡です。 | ||||
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これは先週お伝えした「く」の字に曲がる区画溝の全景です。南北方向の溝跡が途中で南西に曲がり、右手奥に見えるA区の角に向かって伸びているのが分かります。 | ||||
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そのA区も、今週から遺構の掘り下げを開始しました。上記の区画溝内部域に位置する平安時代の溝跡から、完形の須恵器坏(底部ヘラ切り)が出土しました。こんな風にヒビひとつない状態で見つかる事は少ないため、掘り出した作業員さんは皆に羨ましがられて誇らしげです。 | ||||
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