財団法人山形県埋蔵文化財センター
大在家(だいざいけ)遺跡 6月第4週
11区南半の完掘状況(南より。6/22:空撮)

元禄絵図に残る古道部分とそれに隣接した建物群を調査しています。中央部に石組み井戸があります。

石組み井戸跡の完掘状況(6/22)

時代は、遺物がなくはっきりしませんが、火事の痕跡を手がかりに、当地の古文書を調べると、江戸時代後半頃の井戸跡の可能性があります。

石組み井戸跡の断ち割り状況(6/23)

井戸の石組みの作り方を把握するため、石
組みの南側半分を外しました。山石(高畠石
)を不規則に積み上げた石組みで、一部に
は扁平で長大な山石を縦に組んだものもあ
りました。

11区北半の完掘状況(北より。6/24:空撮)

写真1の北側にあたります。古道にほぼ併
行した溝跡や直交する溝跡、それらと併行
する建物の柱穴群が検出されました。

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