財団法人山形県埋蔵文化財センター
大在家(だいざいけ)遺跡 7月第3週
12区完掘状況(7/15)

今週は、現在の水路(写真中央の土手)の両脇にあたる12区を調査しました。12区からは江戸時代(元禄期)の絵図にも残る、当時の水路が現水路の下から確認されました。

12区旧水路完掘状況(7/15)

旧水路は、現水路北側で北縁と2m以上の水路幅が確認され、深さは確認面から最大で0.7m程ありました。

大型の柱穴跡

旧水路の近くには大型の柱穴が発見されま
した。柱根が残り、上部に板材を貫通させて
埋められています。柱根が沈まないための
工夫と考えられ、絵図に残る橋の橋脚の一
部かもしれません。




12区の作業風景

12区は二股に分かれた仮道路に挟まれた
最後の調査区で、調査に併行して調査が終
わった所から道路の本工事に入ります。そ
の道路が出来て車道を確保した後、すぐに
次の調査に入るため、工事と協力して進め
ています。

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